神奈川県住宅営繕事務所は6月16日、県営いちょう下和田団地の基本計画、厚木東高校商業教育棟の新築調査設計を委託するため、それぞれ簡易公募型プロポーザル手続きを開始した。計画条件として169戸以上(いちょう下和田団地)、床面積6073平方b以下(厚木東高校)などの規模を示している。いずれの業務も参加表明書・技術資料の提出は7月1日まで。技術提案書の提出期間は7月20日から8月6日までとしている(持参または郵送による提案書一式の提出日は8月7日)。9月10日に特定通知を行った後、見積書の提出を求め、9月18日に開札するスケジュールだ。
いちょう下和田団地(大和市下和田)で基本計画の対象となるのは、敷地西側の一部約9400平方b。西側に市道下和田29号線、北側に市道下和田14号線が接する。用途地域は第1種中高層住居専用地域(建ぺい率60%、容積率200%)となっている。
計画条件によると、新住棟の構造は鉄筋コンクリート造、または鉄骨鉄筋コンクリート造。計画戸数は169戸以上とした。
住戸のタイプは1DK(専用床面積34・2平方b、供給比率25%)、2DK(51・3平方b、45%)、3DK(68・4平方b、30%)としている。
付属施設は集会室200平方b、コミュニティールーム51・3平方b、平面駐車場、コミュニティー広場など。
2021年3月19日を履行期限とする委託業務では、計画条件の把握、調査設計案の作成(建築、設備)、工事費概算書の作成などを行ってもらう。
一方、厚木東高校商業教育棟は、同校敷地(厚木市王子1ノ1ノ1、4万3608平方b)の北西部に建設する計画。西側には厚木商業高校が立地している。用途地域は第1種中高層住居専用地域(建ぺい率60%、容積率200%)。
計画条件に示した構造・規模は、鉄筋コンクリート造4階以下、床面積6073平方b以下。地階は不可としている。
委託業務では、計画条件の把握、調査設計案の作成(建築、設備)、工事費概算書の作成などを行ってもらう。履行期限は21年2月26日。
県立高校改革実施計画(U期)によると、厚木東高校と厚木商業高校は再編・統合し、普通科と総合ビジネス科の併置校となる。総合ビジネス科で必要な教育のための新たな校舎を建築することになっている。
提供:建通新聞社