大阪市城東区は、もと城東区役所用地の開発事業者を選定するため、公募型プロポーザルを公示した。参加申し込みは、9月11日の配達日指定による郵送でのみ受け付ける。審査は2段階で実施。10月7日に計画提案審査の結果を通知し、同月30日に価格提案審査を実施する予定だ。売却予定価格は11億2060万円と設定している。
物件所在地は、大阪市城東区中央3ノ41ノ2。区内中心部に位置し、国道1号に面している。用途地域は商業地域で、建ぺい率80%、容積率400%。敷地面積は3147平方bで、もと区役所建物(鉄筋コンクリート造3階建てなど7棟)が現存している。
応募資格は個人、法人または法人グループ(SPC含む)。医療・福祉などの地域福祉利用や、防災機能の充実を目指しており、これらの実現を条件とした提案を求める。
区では同地について、価格競争による単純売却ではなく、医療・福祉などの地域福祉利用目的で活用することを想定。事前に実施したマーケット・サウンディング調査では、民間事業者らが、保育所、病院(病床あり)、クリニック(医療モール含む)、特別養護老人ホームなどの整備を提案していた。
また、敷地については、全提案者が対象地全面を活用することを希望。建物の規模については、6者が20階建て未満、1者が31階建て以上を提案していた。
提供:建通新聞社