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日刊建設タイムズ社
2020/06/16

【千葉】昭和に概略設計委託/成田市の吉倉地区周辺まちづくり/組合施行の区整検討

 成田市は、12日に「吉倉地区周辺まちづくり概略設計委託」の一般競争入札を開札。昭和(千葉支社・千葉市中央区新町1―17)が最低制限価格と同額の658万6000円(消費税抜き)で落札した。入札にはほかに画地測量設計、東日本総合計画の2社が参加。予定価格は1034万円(同)だった。業務は、吉倉地区周辺の約74・6haを対象とする。業務委託期間は2021年3月26日まで。
  組合施行による土地区画整理事業を前提に、具体化に向けた概略設計を実施するとともに、実現可能かつ効率的な事業フレームを検討し、対象区域内の権利者の事業への理解を深め、早期事業化を目指す。
  業務内容は▽区画整理概略設計▽概算事業費算定▽概算事業フレームの検討▽説明会支援業務――など。
  区画整理概略設計は、基本構想や、19年度に実施した「吉倉地区周辺まちづくり事業化推進業務委託」の成果を踏まえ、現況の地図をもとに実施。具体的には@設計の方針A画地・街区の設計B道路の設計C公園・緑地の設計D排水施設の設計E供給処理施設の設計F造成計画――をまとめる。
  画地・街区設計では、画地、街区の設計とともに規模・形状設定を行う。道路設計は、幹線道路、補助幹線道路、区画道路、特殊道路が対象。公園については、街区公園、緑地の設計を実施。排水施設に関しては、雨水排水、調整池、汚水排水の設計を行う。
  概算事業費については、基本構想及び推進業務委託等の成果や区画整理概略設計を踏まえて、公共施設整備費、造成費、家屋等の補償費、調査設計費等について算定を行う。
  同事業では18年度に、吉倉地区の約100haの区域を対象として基本調査を実施。人口計画や土地利用計画、交通計画等を含めた「まちづくり基本構想」を策定し、整備手法などについて検討。昨年度は、事業化推進業務を委託し、周辺住民を対象とした説明会を開くとともに、地権者へのアンケート調査を行い、地権者の意向を調査。また、雨水排水基礎調査業務を委託した。本年度は概略設計のほか「吉倉地区周辺公共下水道基本計画策定」と「吉倉地区周辺幹線道路等概略設計」を委託する予定。このうち幹線道路等概略設計は、今月10日に一般競争入札を公告。同26日に開札となる。
  基本構想では、地区を▽戸建て住宅ゾーン▽ゆとり住宅ゾーン▽集合・戸建て住宅ゾーン▽国際交流ゾーン▽駅前もてなしゾーン▽医療産業ゾーン▽地域コミュニティゾーン▽緑地保全・活用ゾーン――の7つにゾーニングし、土地利用計画を示した。
  基本構想の策定と推進業務は昭和、雨水排水基礎調査はオリンピアコンサルタント(千葉営業所・千葉市若葉区桜木5―17―36)が担当した。k_times_comをフォローしましょう
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