2019年度に完成検査を終えた土木工事668件の平均は78・9点となり、11年度以降で過去最高点となった。また、営繕工事でも206件の平均は78・8点で、過去最高を更新した。県工事検査課が11日までに結果をまとめた。(=表参照)
土木工事の内訳は、1500万円以上522件の平均79・2点、1500万円未満116件の平均は77・4点。営繕工事は建築104件の平均78・5点、設備102件の平均79・2点だった。
土木工事の全体平均は14年度から78点台を維持しており、これまでの最高15年度の78・5点を0・4ポイント上回った。
19年1月には「工事成績評定要領」を一部改定。工事検査課は、加点項目を見直したほか、曖昧な文言を改善したことが平均点の上昇につながったとみている。
県下の最高点は88点で、米子管内に1件、87件も4件あった。
管内別平均は八頭79・8点が前年度に続いてトップ。ほか管内が78点台後半でばらつきはなかった。
一方、営繕工事の平均は前年77・9点から0・9ポイント伸びて78点台に乗った。最高点は86点の設備2件、85点が建築と設備で4件ずつあった。
日刊建設工業新聞