四日市市は、近鉄四日市駅やJR四日市駅の駅前広場や歩行空間などの整備に向け、「中央通り再編関係者調整会議」を設置し、第1回目の関係者調整会議を開いた。2027年度に予定しているリニア(東京・名古屋間)開業までの事業完了を目指し、西浦通り交差点から近鉄四日市駅、JR四日市駅までの中央通りで、歩行空間・広場を整備・再編する。
今後、市が策定する「(仮称)近鉄四日市駅周辺整備基本計画」、国土交通省と市が策定する「(仮称)近鉄四日市駅周辺における交通結節点整備計画」について有識者、交通関係者、市民などと意見交換を行う。第2回目の関係者調整会議は8月ごろを予定している。事業スケジュールを見ると、20〜23年度から設計を行い、工事については早ければ21年度から順次、着手する。
計画の対象範囲は、近鉄四日市駅周辺を東西に延伸する中央通り(西浦通り交差点〜JR四日市駅)の延長800bと駅周辺の広場。
今回の事業の中には、近鉄四日市駅東側を通る中央通りにバスターミナルを整備する計画が盛り込まれており、国土交通省の「バスタプロジェクト」の候補地に選ばれている。中央通り再編関係者調整会議の中に「近鉄四日市駅バスターミナル検討部会」を設置し、21年度の事業化を計画している。
提供:建通新聞社