愛媛県は、明神川(松山市)の河川整備計画を策定した。明神川の河川改修は、1979年の浸水被害を契機に河口からJR予讃線橋梁付近までの約1・2`で進めており、今後15年程度で、残る未整備区間540bの引堤や河床掘削、護岸整備など河道拡幅を実施する方針。
明神川は、幹川流路延長2622bの二級河川。松山市福角町の丘陵地を源とし、堀江湾に注ぐ河川で河幅の狭い掘込河道となっている。両岸ともコンクリート護岸で施工している区間が多い。
79年の浸水被害を契機に河口からJR予讃線橋梁付近までの1185bについて河川改修を進めており、現在、河口から約645bまでの河川改修が完了している。残る未整備区間540bは引堤や河床掘削、護岸整備など河道拡幅により改修する。今後15年程度で整備を実施する方針。
79年以降、浸水被害が6回発生しており、98年10月の台風10号では、1322戸が浸水する被害が発生している。
提供:建通新聞社