九州地方整備局鹿児島港湾・空港整備事務所は、指宿港海岸保全施設整備で護岸や養浜等を継続する。太平次公園と逆瀬川間での護岸や導流堤のほか、養浜が完了しており、次のステップとして丹波川まで180mを延伸。2020年度からは4億1295万円を投入し、南側に計画している突堤(大山崎)の先端から着工する。
主要内容は、離岸堤が3基(1050m)、突堤3基(1250m)、逆瀬川と丹波川に導流堤、護岸(1800m)で改良と養浜を行う。総事業費に120億円を見込み、23年度の完了を目指す。整備検討業務は沿岸技術研究センター・エコーJVが担当。
進捗状況は、最初に着手した離岸堤(中)が計画延長220mで19年度末に完了。続く同(北)は195mのうち110mが整備済みで、同(南)は未着手となっている。
護岸の改良と養浜に向けては、県から公有水面埋立免許の付与を受け18年度に着工し、工期は約4年間を見込む。面積は直轄が1万334.31u、指宿市は3万4588.01u。
手法は、直轄により緩傾斜護岸等で外周から進め閉水域とする。引き続き、市が公共残土を活用して密水域となった場所から順次進めていく。太平次公園と逆瀬川間(200m)が完了した。
突堤は大山崎と山王川と摺ケ浜の3基。20年度から作業船を用いて大山崎の先端部から工事着手する。
各施設の予算配分は次の通り(施設名・総額)
@工事費A測量設計費B用地費および補償費D事業内容
▽護岸(改良)(3750万円)=@900万円A300万円B2550万円C調査
▽離岸堤(改良)(1110万円)=@630万円A480万円C調査
▽突堤(4億1295万円)=@3億7140万円A4069万円C床堀工約30m、基礎工約40m、本体工約40m、消波工約40m、被覆根固工約40m
▽護岸(養浜)(5億2245万円)=@4億1700万円A7950万円B2550万円C養浜工約160m、付帯施設