新潟市は20年度、中央区で新駅設置を目指している「(仮称)上所駅」について、設置主体となるJR東日本と協議が順調に進めば、新駅設置に向けた調査設計に着手したい考えだ。
上所地区は旧中央卸売市場跡地にマンションや商業施設などの大型開発が進んでおり、上所校区コミュニティ協議会が「(仮称)上所駅」の設置を求めている。西跨線橋近くの地下道付近を新設予定地に調整が進められているもよう。
市は新駅設置に向け設置主体となるJR東日本との交渉にあたり、採算に見合う利用者の確保について検討するため、予定個所周辺の既成市街地や近隣の学校施設、旧中央卸売市場跡地の開発地を対象とした需要予測調査を18年度にジェイアール東日本コンサルタンツに委託。まちづくりと一体となった新駅設置について、需要が見込めると一定の理解が得られたという。市ではJRの新駅設置に向けた調査設計の進ちょくを踏まえ、20年度にも新駅設置に必要となる取付道路の設計などに取り掛かる方針だ。
一方、二本木地区では江南駅周辺土地区画整理組合設立準備委員会が立ち上がり、新駅を中心とした区画整理事業を進めるため、技術援助申請が行われたもようで、今後「(仮称)江南駅」設置に向けた準備が進められるものとみられる。