岸和田市は、基本・実施設計、施工一体型DB方式で実施する「岸和田市新庁舎整備事業設計施工業務 公募型プロポーザル」を公告した。参加表明・確認申請書を7月6〜17日に受け付ける。
1次審査用技術提案書の提出を9月2〜9日に求める。1次、2次審査を経て、12月9日に結果を公表する予定。12月下旬の仮契約締結後、20年度3月議会での承認を経て本契約を締結する計画だ。提案の上限額は127億0500万円。建設地は岸城町7ノ1他。
4月に公表された基本計画によると、計画規模は、本庁舎が地下1階地上3階建て延べ約1万0900平方b(執務機能面積約7900平方b、駐車場・駐輪場面積約3000平方b)で、敷地面積が約3000平方b。駐車場は来庁舎用を80台、来庁舎・職員用駐輪場は396台を地下に設ける。分庁舎が敷地約2000平方bに地上4階建て延べ7500平方b。
庁舎に加え、敷地約800平方bに4階建て延べ約3200平方bの立体駐車場を設ける。台数は約70台。全ての施設で免震構造の採用を前提とし、基本設計内で決定する。既存の別館および第二別館は継続利用する。
「環境配慮型官庁施設」を目指す方針で、▽高寿命照明の利用▽可能な限りのエコマテリアルの採用▽建築物の自然エネルギー活用や断熱性能の向上―を図る方針だ。
28年7月に新庁舎の供用開始を目指す。解体や撤去などを29年1月までに終え、全ての事業を完了させる見通し。パシフィックコンサルタンツ(大阪市北区)が基本計画の策定を担当した。
提供:建通新聞社