八郎潟町総務課は、6月補正予算案に新庁舎建設の2カ年継続費として14億5,320万6,000円(年割額:令和2年度4億3,793万6,000円、同3年度10億1,527万円)を提案した。建設工事は設備も含めて1件で発注する方針で、指名競争で8月中にも入札。9月議会での契約承認を経て契約し、同月中の着工、令和4年5月連休明けの開庁を目指す。
計画は、現庁舎南側駐車場に鉄筋コンクリート造一部鉄骨造3階建て、延べ床面積約2,300uの新庁舎を建設するもの。
新庁舎は1階を町民窓口フロアとし、総合窓口や関連する各課のほか、授乳室なども配置。2階は執務フロアとして町長室や各課のほか、防災対策本部などを配置する計画。3階は議会フロアとして、議場や議会事務局、委員会室、議員控え室などを配置する。実施設計は香山壽夫建築研究所が担当。実施設計の成果品は今月12日の6月定例会閉会後、議員に報告される予定。
今後、予算が議決されれば、指名競争入札に向けた準備を進め、8月中、遅くても9月の初週までには入札を実施し、仮契約を締結する。町の9月定例会に工事契約案を上程し、承認されれば同月内に着工、18カ月の工期で建設する見通し。令和4年5月の連休明けに開庁した後は現在の庁舎を解体し、跡地を駐車場(一般・公用車64台分)として整備する。
また、関連整備として町道役場大道線の拡幅改良や大道地域公民館・八郎潟土地改良区の移転、環境改善センターの出入り口改修なども計画しており、5年度以降に順次、推進する。
提供:秋田建設工業新聞社