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北陸工業新聞社
2020/06/10

【石川】向本折町で合葬墓・納骨堂/小松市秋にも設計プロポ 

 小松市は、多数の遺骨を合同で埋葬する市営合葬式墓地の整備に着手する。6月補正予算案に1000万円を計上し、設計などに取り組む。設計にあたっては、プロポーザルに関する公告を秋にも行う方向で準備を進めていく。
 計画によると、向本折町地内の市営墓地内に合葬墓を設置するとともに、市土地開発公社が所有する市営墓地東側の隣接地で納骨堂を整備する。合葬墓にはトイレや休憩所などを配す。個々の礼拝に対応する納骨堂には3000体の遺骨を収容する計画で、預かり期間は10〜20年間を予定。両施設用の駐車場も整備する。今年度は地質調査や設計を推し進め、21年度に工事着手、同年度末の完成を目指す。
 近年、少子高齢化や核家族化などの進行により、墓地の承継者がいないほか、適切に管理されていない墓が増加しているという。このような多様化する墓地ニーズを踏まえ、市は新たに合葬墓を整備することにした。

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