日本建設業連合会北陸支部(支部長・芦田徹也鹿島北陸支店執行役員支店長)は8日、20年度定時総会を新潟市中央区で開き、安全安心で活力ある地域づくりに向けて一層の結束を図った。
会に先立ち、芦田支部長は建設キャリアアップシステムの普及促進や、週休2日の実現、生産性の向上などを喫緊の課題に挙げ「我が国を代表する元請団体として、地域の守り手の使命を感じる」と強い決意を示した。さらに、安全管理と品質管理の徹底を呼び掛けた上で「意識を高揚させ、地域社会から理解を得られる活動を推進し労働災害を撲滅させる」と気を引き締めた。また、親子や市民の工事現場見学会を通じ、産官学が一体となった建設業界のイメージアップを積極的に展開することを確認した。
議事では、19年度の事業実施状況および予算執行状況を承認したほか、20年度事業実施計画と予算執行計画が報告。実施計画には、▽公共事業の円滑な実施▽請負契約制度の改善▽広報活動▽担い手の確保・育成に向けた対応▽災害対策等への対応などを盛り込んだ。引き続き、19年度事故防止対策に取り組んだ「H29−32金沢東環月浦トンネル工事」(大林組)の1作業場が表彰された。