県県土整備部都市局住宅課は、5日付で「金ケ作県営住宅第2期実施設計業務委託」の簡易公募型指名競争入札を公告した。昨年度に策定した基本設計を基に実施設計を行う。応募調書資料の提出を今月8日から25日まで受け付け、7月9日に指名・非指名の通知を行い、8月3日に開札する。履行期限は2021年3月19日。予定価格、調査基準価格は事後公表。委託費は県の当初予算で6510万円を措置している。基本設計は竹江設計事務所(鎌ケ谷市西佐津間1―18―1)が担当した。
入札の応募資格要件は▽資格者名簿に建築関係建設コンサルタントとして登載▽過去10年間に配置予定管理技術者が元請けとしてRC造、SRC造またはS造で1棟の延べ床面積1600u以上の建築物の新築、増築または改築に係る実施設計業務の経験がある▽配置予定管理技術者の手持ち量が10件未満かつ4億円未満▽県内本店――など。
2期工事は、共同住宅1棟と集会所1棟を整備し、既存2号棟の集会室を住戸に改修し、併せて駐輪場等の工作物を整備する。
建設場所は松戸市金ケ作地先。敷地面積は6025・48u。用途地域は市街化調整区域。
共同住宅はRC造5階建て延べ3361・07u(最高高さ14・90m)の規模で戸数が54戸。集会所はRC造平屋建て延べ101・04u。既存2号棟集会室の住戸への改修は2戸を予定する。また、設計では既存1、2号棟と新棟の下水道接続を検討する。
ほかに工作物(擁壁、設備基礎等)、外構(広場整備、舗装、屋外排水設備、境界石標等)、造園(樹木及び芝張りの新植)、設備(電気設備、機械設備、昇降機設備等)、既存浄化槽取り壊し――の設計を行う。来年度に着手の予定。
同住宅は1期と2期を合わせて約190戸を整備する計画で、1期136戸を09〜10年度の2か年で1、2号棟を整備した。1期の建物規模はRC造5階建て2棟延べ約8152u。1号棟が79戸で延べ4649u、2号棟が57戸で延べ3503u。
1期の実施設計は鈴木建築設計事務所(松戸市南花島1―5―11)が担当。建築は鎌形・鵜沢JV、電気設備はE&Eシステム、衛生設備は早見設備が施工した。