全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　大津市は、大和ハウス工業グループと民営化協議を進めてきた公設卸売市場（大津市瀬田大江町）について、交渉を打ち切ることとした。譲渡後の建物や設備の維持管理、修繕の費用負担で折り合いがつかなかったもの。これにより、同市場は当面の間は現状のまま運営が続くこととなる。
　同市場は、建物・設備の老朽化から民営化の検討が行われ、昨年3月に民設民営による事業継続に向けて、事業者が提案する金額で土地は賃借、建物・設備は現状のまま譲渡するなどの条件で公募を実施。大和ハウス工業を代表とするグループを事業者として特定、具体的な民営化協議が進められてきた。しかし、費用負担から折り合いがつかず交渉を打ち切ることとしたもの。

提供：滋賀産業新聞