福井県建物解体業協会(矢野智孝会長)の第27回通常総会は、コロナ禍に遭って書面表決され、19年度事業報告・決算および20年度事業計画・予算案などを原案の通り、了承している。
解体工事業が建設業法における許可業種として正式名称化し、19年度は安全な施工をはじめ騒音、振動、粉じんを発生させない環境に配意。資源循環型社会の構築へ▽解体工事業界の資質と地位向上▽組織力の強化と公共の福祉増進にむけた。全国解体工事業団体連合会や、行政機関・各種団体とも連携。会員状況(20年3月末現在)は正会員19社、賛助会員53社。
20年度も継続事業を積極展開。人手不足や熟練者高齢化、建物解体・改修の石綿含有やフロン類の事前調査義務化等法規制対応など課題克服へ。新3K(給与、休暇、希望)を推進したい考え。
協会の主な実施事項
■定例会議の実施(2カ月に1回)・研修会
■事業者に代わって安衛法に規定する特別教育
■解体工事施工技士試験・解体工事施工技術講習・登録解体工事講習および技術研究発表会などの案内と受講奨励
■大規模災害協定締結自治体との情報交換および防災訓練の参加
■安全パトロール
■解体工事にかかる情報収集・提供および啓発普及
■全解工連北陸ブロック会議などブロック事務の取扱い
■フロン工程管理票および各種標識・ステッカーの販売
■解体工事に関する無料相談
■会員の融和、各種行事を企画するなど会員相互の親睦