横須賀市は、「みどりの基本計画中間見直し業務」と「都市公園の配置と機能再編等業務」の委託先を公募型プロポーザルで昭和に決定した。見積り金額は1124万円。現行の「みどりの基本計画」が2021年度で策定から5年経過することから、20年度から21年度の2カ年で中間見直しを行うととともに、中間見直しに合わせて、市の施策「都市公園の配置・機能の適正化に向けた検討」を推進するため、利用実態やニーズなどを踏まえた都市公園の配置と機能再編などを戦略的に進める。履行期間は21年2月26日まで。市と事業者が合意した場合は、21年度も随意契約を行う。
委託する「みどりの基本計画中間見直し業務」では、中間見直し作業の1年目として、基礎データなどを収集、整理し、現行計画の施策などの推進状況などを踏まえ、計画中間見直し検討のための資料を作成するとともに、中間見直し素案を検討し策定する。
一方、「都市公園の配置と機能再編等業務」は、横須賀市みどりの基本計画の中間見直しを見据え、市の施策「都市公園の配置・機能の適正化に向けた検討」を行うためのもの。都市公園の利用実態や周辺地域のニーズなどを踏まえて、▽地域の社会的課題に対応した都市公園の新たな利活用▽都市公園の魅力向上による周辺地域の活性化▽維持管理の効率化―を推進するために、都市公園の配置と機能再編などを検討するとともに、公園の特性に応じた多様な主体による公園管理方針を検討する。
具体的には、利用状況やニーズを調査し、住区基幹公園(約400公園)の配置・機能を整理。核となる公園、機能していない公園を抽出する。また、開発行為による帰属公園の緩和を検討する他、長期未供用の都市計画決定公園(4公園)の見直しを行う。住区基幹公園については、協議会や地域住民などによる公園運営の方針の検討を行う。都市基幹公園等(約10公園)については官民連携によるリノベーション戦略を検討する。
提供:建通新聞社