加賀市は、山代温泉の廃業旅館「旧松籟荘」跡地に新たな広場などを整備する方針だ。今年度は600万円を充当し、実施設計に着手する。
同旅館が立地する場所は山代温泉の西玄関口となっていることから、地域住民や観光客の休憩場所のほか、山代温泉東口九谷広場や総湯周辺まで回遊できるような広場として跡地を整備し、地域の活性化にもつなげたい考えだ。地元などの意見を聞きながら内容を詰めていく。敷地面積は約3200平方メートル。21年度の工事を目指す。
敷地の一部については企業用の借地として活用する。今年度にテクノロジー関連の事業者を全国から募集する予定。
2010年に事業停止し、放置されていた旅館「旧松籟荘」(施設規模はRC造11階建て延べ1万5980平方メートル)については現在、日樽・誠和特定JVにより21年3月を工期として解体工事が進められている。