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建通新聞社
2020/06/05

【大阪】淀川区役所跡地開発 阪急阪神不動産Gに

 大阪市は、もと淀川区役所跡地などの有効活用に向け、同地を開発する事業予定者を阪急阪神不動産(代表事業者)と松建設(共有事業者)のグループに決めた。約5400平方bの土地を市から賃借し、市立図書館や分譲集合住宅などが入る複合施設棟を整備する。また、隣接する土地に専門学校が入る学校施設棟を建設し、一体的なエリア開発を図る。いずれも2021年11月ごろまでに設計を終え、順次工事着手する予定だ。複合施設棟は39カ月、学校施設棟は13カ月の工期を見込む。
 同グループの提案内容によると、複合施設棟には1階にスーパーマーケット、2階に市立図書館など、3階に保育・児童施設が入り、4〜40階は660世帯を受け入れる分譲マンションとなる。規模は鉄骨造、鉄筋コンクリート造40階建て延べ7万0196平方b。この他、駐輪場、駐車場などとして使用する付属棟(鉄骨造8階建て延べ4177平方b)を併設する。
 一方、敷地西側に建設する学校施設棟は、複合施設棟と一体性を持たせるため、同グループが独自に整備する。施設は7階建てで、医療・スポーツ系の専門学校などが入る予定だが、詳細は明らかにしていない。
 土地は、70年の一般定期借地権設定契約を結んで市から事業者に貸す。事業者負担賃料は月額861万9000円。
 建設地は大阪市淀川区十三東で、もと淀川区役所跡地、もと水道局十三サービスステーション用地など。

提供:建通新聞社