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建通新聞社(静岡)
2020/06/05

【静岡】静岡県静岡市の6月補正予算案 社会基盤整備費は例年通り

 静岡市は4日、6月補正予算案をまとめて議会に上程した。一般会計の補正予算額は23億3829万円(前年度6月補正予算比20・1%増)で、新型コロナウイルス感染症対策費、社会基盤整備費の2本柱で構成されている。不測の事態に対処しながらも、社会基盤整備費は例年通り確保した印象だ。
 社会基盤整備費の主要予算は、橋りょう整備事業費4億0370万円、道路新設改良事業費2億7070万円、道路舗装整備事業1億4800万円、公営住宅ストック改善事業費1億0461万円、道路自然災害防除事業8894万円−などを計上した。
 市は、静岡まつり、安倍川花火大会、建設まつりなどのソフト事業の中止による補助金や経費を新型コロナウイルス感染症対策費に回した。中止が決定した17事業の減額分2億5560万円と、実施困難な15事業の減額分1億2126万円の計3億7686万円の減額補正を組んだ。新型コロナウイルス感染症対策費では、地域経済の活性化や児童生徒への支援(小中学校への1人1台の学習用情報端末整備)を行う。
 また、新清水庁舎建設、海洋文化拠点施設、歴史文化施設などの大型事業凍結など、今後、第3次総合計画を見直す予定だが、見直しによる予算措置は9月予算以降に反映されそうだ。
 建設関連予算は次の通り(単位・万円、▼は減額予算)。
<新型コロナウイルス感染症対策>
 ▽高等学校通信ネットワーク環境整備840
<社会基盤整備>
 ▽橋りょう整備事業(県道大向福士線茂野島橋など19カ所)4億0370▽道路新設改良事業(国道150号久能拡幅、主要地方道山脇大谷線)2億7070▽道路舗装整備事業(主要地方道山脇大谷線など5路線)1億4800▽公営住宅ストック改善事業(東新田高層団地第1・2号棟6戸、清水能島西団地第2・3号棟、有東団地第21号棟)1億0461、道路自然災害防除事業(有東木1号線など7路線)8894▼高齢者施設等設備整備事業助成4914▽市立こども園移管に伴う施設整備費助成872▼御幸町9番・伝馬町4番地区市街地再開発事業費助成640▽恩田原・片山土地区画整理事業費助成1559▼大谷・小鹿地区まちづくり計画推進事業(宮川・水上地区土地区画整理事業計画など)1400▽公園整備事業(公園施設3園の長寿命化、富士川緑地整備)9630▽ブロック塀等耐震改修事業費助成2708▼モデル地区におけるブロック塀等耐震改修事業費助成5196▼木造住宅耐震事業費助成3000▼河川改修(豊田中学校校庭流域貯留浸透施設設置など)1100▼街路整備事業(都市計画道路日出町高松線など2路線)2億0588▼蔵直轄道路事業負担金(国道1号、国道52号)2億4266▼交通安全施設整備(主要地方道山脇大谷線、その他)



提供:建通新聞社
(2020/6/5)

建通新聞社 静岡支社