新潟市は20年度、白山及び関屋ポンプ場の合流改善貯留施設設置工事に着手する構えだ。第3四半期に一般競争での発注を予定する。
国の03年下水道法施行令改正に基づき、一定工事において未処理水の放流回数の半減および汚濁負荷量の削減などを目的に合流改善貯留施設を設置する。20年度当初予算(下水道事業会計)には、債務負担行為(期間は21年度から22年度)で白山ポンプ場に7億2000万円、関屋ポンプ場に6億5000万円の限度額をそれぞれ設定。
計画によると、陸上競技場付近に位置している白山ポンプ場(中央区一番堀通町地内)の合流改善貯留施設設はφ2600ミリ中大口径推進工L=228メートル、立坑築造工N=2個所、特殊マンホール工N=2個所を整備する。設計は新日本コンサルタントが担当。
関屋分水路手前に位置している関屋ポンプ場(中央区関南町2丁目他)の合流改善貯留施設設は中大口径推進工φ1650ミリL=333メートル、立坑築造工N=3カ所、特殊マンホール工N=2カ所、マンホール形式ポンプ場(現場打ち)N=1カ所を整備。設計は東京設計事務所が担当。
ともに工期は24カ月間を予定する。