伏木海陸運送(高岡市、川西邦夫社長)グループが運営するホテル「第一イン新湊」が射水市本町の旧市役所新湊庁舎跡地に移転する計画は、21年度の着工を目指す。
ホテルは5階建てで、客室数80〜100室程度の規模を想定。1階には地場産品を提供する飲食店などの誘致を検討する。敷地面積は約1340平方メートル。22年度のオープンが予定される。事業費は10数億円。
移転先となる新湊庁舎跡地には、射水市の複合交流施設「クロスベイ新湊」が8月、本格オープンする。施設の隣接地(射水商工会議所の跡地)には、ホテルの誘致を図る用地が確保されていた。施設とホテルは2階部分に設ける連絡通路でつなぐ。
射水市善光寺にある第一イン新湊は1983年にオープン。36室を備える。現在は阪急阪神第一ホテルグループで、伏木海陸運送副社長の大門督幸氏が社長を務める新港ビルが管理会社となっている。