高山市は、新ごみ処理施設の詳細設計を早ければ7月に委託する。6月補正予算案に2400万円を計上し議会定例会で議決後に測量業務と分けて発注する予定だ。これに併せごみ処理施設建設検討委員会を6月に正式設置し、設計内容を同委員会に諮りながら21年度に繰り越しまとめる。
新施設の建設予定地は既存施設の東側隣接地(三福寺町)の約1fに正式決定し、2〜3月にかけて周辺居住者や地域の住民らへの説明を行った。
その結果、地域住民からは懸念されている健康対策として新たな施設は、19年9月に完了した環境影響調査を踏まえ、有害物質の排出基準を国の基準以下の全国でもトップクラスの基準にすることなどを条件に同意を得たという。
今後、設計を進めながら機能や施設規模などを市民代表の他、有識者、市などで構成するごみ処理施設建設検討委員会に諮りながら環境条件を満たす形で21年度内にまとめる。
工事発注方式や具体的な時期などは未定だが、既存施設の維持修繕による延命化が25年度で待ったなしの状態になるため、これに合わせて工事を進める考えだ。
環境影響調査は環境技術センター(長野県松本市)が担当した。
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建通新聞社