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建通新聞社(中部)
2020/06/03

【岐阜】尾神橋架替えへ詳細設計 早ければ10月委託 高山土木

 岐阜県高山土木事務所は、2020年度に新規事業化された尾神橋の架け替えに伴う詳細設計を早ければ10月に総合評価方式の一般競争入札で発注する。現在予備設計を第3四半期までの納期で進めており、これがまとまり次第別途詳細設計を委託する方針だ。設計は21年度に繰り越してまとめる。尾神橋の現況/写真提供 高山土木事務所
 設計完了後の用地取得状況や工法によってはダム湖の水位調節による発電会社への減電保証が発生する場合もあるため、具体的な工事スケジュールは今のところ未定だ。
 既存の尾神橋は、国道156号の高山市荘川町海上から白川村尾神地区に架かる3径間連続下路式ワーレントラス橋で、橋長が315・7b、幅員6b。下部工は鉄骨鉄筋コンクリート構造。1958年に完成して60年が経過している。耐震性能に問題はないが、床板などの経年劣化が著しい。また幅員が狭く大型車の擦れ違いが困難なことから、2020年度に新規事業化され架け替えることにした。
 新橋の構造などの詳細は明らかにしていないが、既存橋よりも下流側に設置することを想定している。予備設計の中で構造や橋長、幅員などをまとめ、詳細設計につなげる。
 同橋に関しては、18年度に補修に向けた調査を大日コンサルタント(岐阜市)に委託して行った結果、ランニングコストに多大な補修費用が掛かることが分かったため、今後100年耐用できる橋として架け替えることとした。予備設計も同社がまとめている。

提供:建通新聞社