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　白山市は２９日、宮保町地内「（仮称）白山総合車両所ビジターセンター建設工事実施設計業務」、「同展示等設計業務」の２件を制限付き一般競争入札で公告した。申請書は８日まで受付。１６日に開札する。
　共通の参加資格は、市の競争入札参加資格者名簿（測量・建設コンサルタント等業務）の「建築（設備）設計」に登録。実施設計では一級建築士事務所の登録を行っており、一級建築士５人以上、新築または改築で延床面積３０００平方メートル以上の鉄道に関する施設設計業務の元請実績―など。展示等設計では同３０００平方メートル以上の鉄道に関する展示・保存施設の企画設計または展示設計業務の元請実績―など。予定価格は実施設計が５６３３万円、展示等設計が３８９０万円。
　同車両所の南西側隣接地で計画するビジターセンターは３階建て延べ約２５００平方メートル。１階に鉄道関連の展示スペース、新幹線技術のＰＲ、周辺自治体の観光案内、特産品などの物販機能を持たせる。２階には、子ども向けの屋内遊具施設エリアを備え、一部に吹き抜け空間を形成することで高さのある大型遊具の設置も検討する。
　３階では、近くを走行する新幹線や白山が眺められる展望室を整備する。ＪＲ西日本が設置する同車両所の常時見学エリアとつながる連絡通路も設ける。
　今回の委託内容は、建物・外構・造成設計、土質調査、展示基本・実施設計一式。委託期間は、ともに２１年３月１９日まで。２３年春の新幹線敦賀開業の１年後となる同年度末の完成を目指す。