柏崎市は28日、松波4丁目地内「新ごみ処理場建設に係るPFI等可能性調査業務委託」を通常型指名競争で開札し、552万円で中日本建設コンサルタントに落札決定した。
計画によると、1992年竣工のクリーンセンターかしわざきごみ処理場(80トン/日×2炉)の老朽化や、ごみの発生量と処理能力のかい離などを踏まえ、一般廃棄物中間処理施設のエネルギー回収型廃棄物処理施設およびマテリアルリサイクル推進施設整備に伴い、PFI、DBOなどの事業方式の可能性を調査するもの。
19年度に市が策定した基本計画(担当・八千代エンジニヤリング)を基に市場調査および事業化シミュレーションに必要な発注仕様書を作成し、事業費を積算するための設計条件を検討していく。また、概略PFI等事業スキームとして、独立採算型やジョイントベンチャー型、サービス購入型等の事業類型のあり方、官民の役割分担等の観点を踏まえた検討に着手する。履行期限は21年3月31日まで。
19年度に立ち上げた検討委員会では、20年度も引き続き議論を交わしていく。これまでに示されている想定スケジュールによると、29年度の稼働開始を見込んでいる。