奄美群島で進む無電柱化は、和泊町で近く実施設計を発注する見通しだ。町道与名原平線の改良に併せ実施する計画で、2020年度当初予算に委託料1000万円を計上。与論町では、早ければ7〜8月ごろの測量・設計発注を想定しており、2町とも順調に進めば、20年度内での工事発注を視野に入れている。
和泊町では、庁舎周辺の道路改良(正門の南側と西側で合わせて約270m)を18〜22年度で推進。このうち、無電柱化を予定しているのは、どぅくさ館から同町社会福祉センターまでの約150m区間で、道路脇にある駐車場もなくして拡幅する。
当初は19年度に設計に入る予定だったが、補償業務で追加費用が発生したことなどから、着手時期がずれ込んだ。構想では、21年1月をめどに設計を進め、3月までに工事発注したい考え。道路改良と同じく22年度の事業完了を目指す。
与論町では、新庁舎から県道につながる町道窪舎1号線(約200m区間)で計画し、早ければ7〜8月ごろに測量設計を発注する方針。12月ごろをめどに業務を進め、順調に進めば21年3月ごろの工事発注を見込む。20年度当初予算に委託料1000万円、工事請負費4000万円を予算化した。