大野建設業会(森尾義治会長)の第71回通常総会は22日開かれ、任期満了に伴う役員改選において森尾会長を2期目再任し、19年度事業報告・決算および20年度事業計画・予算案を慎重審議の上、すべて原案の通り了承した。会場は、大野市月美町の業会会館で。
冒頭、森尾会長(67)が挨拶した。新型コロナウイルス感染対策も含め、地域を支える基幹産業としての役割の重要性を強調。表彰式では、優秀で他の模範にふさわしい会員1社と、従業員4人に対し、会長から表彰状を手渡しし、功績を称え、ねぎらった。
19年度の事業報告によると、地域の建設業においては公共投資の削減で受注競争が激化し、将来に備えた設備投資や人材確保が困難な状況と指摘。そんななか、同業会においては、積極的な財政措置を要望したほか、地元業者や会員企業への受注機会の確保、さらには最新の積算基準適用と、適正な工期確保などを求め活動を展開した。
20年度も引き続き、働き方改革や新担い手3法の喫緊の課題克服へ、積極的に事業展開。建設副産物の適正処理や、雇用対策、担い手の確保・育成、災害防止対策の調査研究、地域防災対策の確立、法令遵守の徹底と企業の社会的責任(CSR)、労働災害防止対策などを推進する方針。
新役員の方々(敬称略)
■会長
森尾義治 森尾組
■副会長
西尾正広 西尾建設工業
■理事
石塚義徳 高茂組
前田利尚 前田組
前川浩二 高村組
(新)土本正道 土本組
(新)池尾宗紀 大野建設工業
■監事
前川修康 建世
三輪欣也 大信建設
【表彰式】
■会員表彰
大南建設工業 代表取締役
大月和源
■従業員表彰
薬師正則 泉建設
中道重章 石田産業
立川和子 土本組
大倉幸子 土本組