和泉市は、施設一体型小中一貫校・槇尾学園の整備を計画している。2020年度は基本計画策定と基本設計に着手する方針で、計画・設計を一括した公募型プロポーザルを6月に公示する見通しだ。
20年度内に基本計画を策定し、新校の配置や規模など詳細を取り決める。基本設計は21年度中ごろまでに成果を得て、21年度内の設計施工一括方式(DB)による発注につなげたい考えだ。25年4月の開校を目指す。
新校は槇尾中(仏並町198)、横山小(北田中町183)、南横山小(父鬼町1506)を統合するもの。延べ床面積は約9000平方b程度で、1学年当たり2教室を設ける。児童・生徒450人を受け入れる施設とする。
建設地は槇尾中の敷地約1万7800平方bと5000平方b程度の隣接地を想定。20年度は隣接地の用地買収にも着手する。
20年度当初予算に小中一貫校整備関連費として計画・設計委託費や用地買収費などに約30億円を計上している。
市の小中一貫校は南松尾はつが野学園(はつが野6ノ45ノ1)が17年4月に開校し、槇尾学園が2校目。今後、富秋中学校区への整備も視野に入れ、3校体制の小中一貫校運営を視野に入れている。
提供:建通新聞社