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建設新聞社
2020/05/25

【東北・山形】参加申請は6月22日まで/農林業専門職大の校舎新築設計プロポ

 山形県農林水産部は、新庄市内に県内初の農林業専門職大学の新設を計画しており22日、校舎新築の基本・実施設計業務に係る公募型簡易プロポーザルの手続きを開始した。
 参加資格は、山形県競争入札参加資格者名簿(設計・測量・調査・コンサルタントおよび工事材料)に登載され、一級建築士事務所の登録を山形県知事から受けていることなど。ただし、プロポーザルの提案(1案のみ)に当たっては専門分野の技術者(管理技術者および総合担当主任技術者を除く)の協力を求めることができる。
 募集要領などの配布は同部農政企画課で6月19日まで。参加表明書および提案書の提出(持参または郵送)期限は同月22日17時。設計者選定委員会による第一次審査で5者程度に絞り、さらにヒアリングを含む第二次審査を経て、7月20日にも結果を公表する。履行期限は、基本設計が2021年2月26日、実施設計が同年7月30日。
 現段階での規模は、既設の農林大学校と一体的な整備を図るため延べ約7000平方bとしている。21年10月ごろに国へ大学設置認可申請を行い、23年4月の開学を予定。計画によると、山形県新庄市角沢地内にある県立農林大学校敷地約75万平方b内にある短期研修施設「緑風館」西側の約1万2000平方bを新校舎建設予定地とし、農林大学校旧学生寮を解体・整地した上で新校舎を建設する。現段階では入学定員40人、全学生160人を基本に講義室、教員室、実験室、ロビーなどを配置する予定。  
 本年度当初予算には、20〜21年度債務負担行為として基本・実施設計等委託料7400万円を計上している。本年度は2カ年事業として新校舎建設予定地にある既存の県立農林大学校旧学生寮解体工事を発注する。解体工事の予算額は同様債務負担行為で1億4100万円を措置。新校舎の工事は、21年度後半に着工、22年度内完成を目指す。
 なお、農林水産部では29日に本年度第1回目の基本計画検討委員会を開催する。

 提供:建設新聞社