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建設新聞社
2020/05/25

【東北・宮城】梓設計が落札/気仙沼市新庁舎の基本計画策定支援

 宮城県気仙沼市は22日、新庁舎建設基本計画策定支援業務の委託者を決めるため制限付き一般競争入札を行い、1落の1018万7000円で梓設計の落札を決めた。入札者は落札者を含めて3社だった。
 現在の気仙沼市庁舎は、八日町1の1の1地内に本庁舎やワン・テン庁舎など5棟から構成されており、延べ面積は計1万1904平方b(立体駐車場含む)となっている。既存施設は執務スペースの狭あい化により事務執行や住民サービスに支障を来している上、老朽化が進んでいる。また、教育委員会や下水道課、ガス水道部などは庁舎外に分散していることから業務機能の集約化などを目的に新庁舎建設を立案したもの。
 これまでに、基本構想策定支援業務を国際航業に委託するとともに、2018年11月から有識者会議(委員長・丸谷浩明東北大学災害科学国際研究所兼法学研究科公共政策大学院教授)を計7回にわたり開催。ことし1月には、建設地を同市田中184地内の旧気仙沼市立病院跡地の敷地1万9781平方bに決めた。
 19年度に策定した基本構想では、想定延べ面積は約1万1000平方bから1万2000平方b程度としており、概算事業費は合併特例債と積立金などを活用し80億〜91億6000万円を試算している。
 今回の基本計画の策定は、建設敷地の調査整理、庁舎整備方針および必要機能・性能の設定や庁舎等の規模算定、既存施設利活用の検討、概略施設計画図作成、概算事業費算定、事業手法(発注方式)の検討、事業スケジュールの検討を行う。履行期間は2021年3月31日まで。