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北海道建設新聞社
2020/05/25

【北海道】岩見沢建協会員が飲食店従業員の就労支援

 新型コロナウイルス感染拡大で収入減の飲食店従業員を雇用で支援―。岩見沢建設業協会(及川聡会長)は、営業を自粛する飲食店の就労支援に乗り出した。会員企業に飲食店従業員の雇用意向調査を実施し、現在3社で7人の就労につながっている。

 スナックなど飲食店でつくる北海道観光社交事業協会岩見沢支部が1日、岩見沢建協に対し、協力を要請。感染症の収束が見えず、厳しい経営状況が続く中、従業員を日雇いなどで雇用する就労支援を申し出た。

 岩見沢建協はこの要望を受け、会員企業33社に飲食店従業員らの雇用の意思調査を実施。11社で最大25人の雇用支援の意向があった。

 仕事内容は期間限定の軽作業や清掃が中心で、具体的には道路のごみ拾い、道路や現場内の清掃、公園の管理・草刈りなど初心者でも対応可能な作業。中には要経験ではあるものの大型ダンプの運転手も含まれていた。

 報酬は時給861―1000円程度が多く、道路清掃で日給8000円が2社、軽作業で日給9000円が1社。大型ダンプの運転手で月給24万円以上が1社あった。既に3社で7人の雇用が決定し、1社が雇用に向け調整中。岩見沢建協は「少しでも地域の支援につながれば」と話している。