愛媛県は、衛生環境研究所新築に伴う建築工事の施工計画型(総合評価方式)一般競争入札を6月に公告する。入札は7月下旬になるもよう。工事請負契約は9月議会の承認案件となる。電気設備、衛生設備、空調設備は分離し、9月ごろ発注する。同施設は東温市に移転新築するもので、整備事業費は2020年度当初予算に8億2573万円と21年度の債務負担行為限度額として14億0062万円を設定している。
規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ3844平方b。その他付属施設が車庫、倉庫、廃棄物置場、ガスボンベ置場、駐輪場で延べ床面積250平方b。設計はあい設計四国支社(松山市)が担当した。工期は15カ月間で、22年3月の完成を目指す。
衛生環境研究所は、県民の健康、生命の保護・向上、自然や生活環境にかかる調査研究、試験検査、研修指導、情報の解析・提供などの業務を通じ、公衆衛生の向上や環境の保全・創造に必要な科学的根拠を的確に提供する役割を担っている。
現在の施設は1972年6月に松山市三番町8ノ234に建設したもので、耐震診断の結果、改修補強による対応が困難であることから、東温市見奈良に移転新築することとなった。現施設規模は鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て延べ5000平方b。業務を新施設へ移管後、解体撤去する。
移転場所は東温市見奈良の元職員宿舎大野原荘跡(東温市見奈良1545ノ4)の敷地5159平方b。同施設は76年の建設で、07年4月に閉鎖した。
提供:建通新聞社