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建通新聞社(岡山)
2020/05/25

【岡山】岡山市 新庁舎の基本・実施設計業務の最適提案者に山下設計・丸川建築設計事務所JVを特定

 岡山市は22日、公募型プロポーザル方式で選定を進めていた新庁舎の基本・実施設計業務の最適提案者に山下設計・丸川建築設計事務所JVを特定した。
 提案では、新庁舎の規模を地下2階地上15階建てと想定。烏城公園をイメージした緑豊かな丘のような庁舎、岡山城の屋根の重層性をイメージしたバルコニーのデザインなど「おかやま」ならではのシンボル性と広場の広がり、広場と低層部を大屋根ひろばでつなぐことで、物資の供給や緊急避難などに対応した円滑な災害対応活動に配慮している点などが評価された。今後、設計を進める中で詳細を決定していく。
 スケジュールは、2020年度に基本設計、同年度末から実施設計を進め、21年度に岡山貯金事務センター跡地で現在民間会社が有料駐車場として利用している場所を仮設鹿田町駐車場として利用するためのインフラ整備、22年度に現鹿田町駐車場(鉄骨造6階建て、駐車台数300台)の解体した後、22年度末に新庁舎の工事発注・契約、25年度末の完成を予定している。新庁舎建設後、26年度ごろから3カ年程度で現庁舎(鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上9階建て延べ2万7595平方b)などは解体する。
 新庁舎は、現庁舎敷地と現大供公園・鹿田町駐車場間の市道を廃止し、本庁舎敷地として一体的に整備する。新庁舎の構造は今後の検討の中で、建設費用や工期、維持管理コストを総合的に加味して免震構造などの形式から決定する。庁舎本体施設のみの概算工事費は約274億円を想定。その他、外構など整備費約5億円、解体撤去費(現鹿田町駐車場)約4億円、市道廃止・インフラ整備費約5億円、設計など委託費約14億円。また、現庁舎解体費約13億円、新鹿田町駐車場整備費約43億円、新大供公園、広場整備費約5億円と概算している。

「提供;建通新聞社」