神奈川県教育局は5月21日、県立学校などにおける2020年度営繕工事(外部委託分)の対象案件を公表した。調査・設計から施工業者の選定などに至る業務を外部委託して行うもので、トイレ環境整備52件は、綜企画設計(横浜市西区)とタック都市開発研究所(相模原市南区)が発注行為などを担う。屋上防水をはじめとする保全管理業務26件については、綜企画設計と、かながわ土地建物保全協会(横浜市中区)が業務を受託。また、空調設備整備10件は、綜企画設計が業務を担当することになった(それぞれの業務の対象施設は別表参照)。
トイレ環境整備の業務委託は16年度に試行開始。17年度から本格実施に移っている。規模に応じた改修プランを立案した上で工事を進めていく。20年度は綜企画設計が27件、タック都市開発研究所が25件を担当する。
保全管理業務は、調査・設計から施工業者の選定、工事監理・検査などを含めた修繕工事の実施、瑕疵(かし)保証工事に関する一連の業務を外部に委託。民間のノウハウを生かした安全・快適な教育環境の確保を図っている。20年度の対象件数は綜企画設計分が19件、かながわ土地建物保全協会分が7件。
空調設備整備に関する外部委託は19年度にスタート。トイレ環境整備や保全管理業務と同じく、調査・設計から施工業者の選定などに至る業務を外部に委託するもので、これまでに現地調査・設計などを実施した。20年度は工事発注の初年度に当たる。
提供:建通新聞社