小松市議会経済建設常任委員会が21日に開かれ、観音下町地内で計画する、観光や学生の研究拠点「(仮称)Satoyama Artist College こまつ観音下」のスケジュールなどを市側が示した。
旧西尾小学校の跡地を有効活用し、リニューアルする。運営主体となるスーパープロジェット(大阪市)とplusUM(大阪市)の共同体が基本・実施設計を担当。今後、建築や電気設備、機械設備の3分割で7月にも一般競争入札を実施し、9月議会での請負契約承認を目指す。21年7月のオープンを予定。
同小学校は校舎がRC造3階建て延べ1720平方メートル。体育館がS造平屋建て651平方メートル。新施設にはミニキャンパス機能を持たせ、大学の研究拠点や体験農場に利用。ラウンジのほか、観光客や大倉岳高原スキー場の利用者、インバウンド向けの宿泊施設、里山地域の食を楽しめるカフェやレストランも整備する。当初予算に5億6400万円を計上している。