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建通新聞社(中部)
2020/05/22

【愛知】名鉄 布袋駅留置線高架化などで施工者調整

 名古屋鉄道(名鉄、名古屋市中村区名駅1ノ2ノ4)は、犬山線布袋駅付近鉄道高架事業の収束に向け、仮線下り線ホームの撤去や留置線の高架化工事を行うため、今後、施工者選定に向けた調整に入る。
 同高架事業は愛知県と江南市が、布袋駅付近約1・8`間の踏切渋滞と地域分断を解消し、都市交通の円滑化や良好な市街地の形成を図るために計画。名鉄が受託する形で、2004年に事業着手し、上り線、下り線の順に高架化工事を進めてきた。
 高架化は上り線が17年度に完了。下り線も工事がほぼ完了(5月29日深夜に切り替え予定)したことから、引き続き、駅西側の地上部に残る仮線下り線ホームの撤去工事に着手し、跡地の一部を利用し留置線の高架化を図ることになる。仮線下り線ホームの構造物は8両編成対応島式ホーム、階段、エレベーターなど。布袋駅の所在地は江南市布袋町西布173。
 跡地は留置線の高架化以外に、側道用地などにも利用する予定。
 これまでの高架化工事は、矢作建設工業、名鉄EIエンジニア、大林組、五洋建設、大成建設、鹿島、フジタ、東芝エレベータ、ライジング、名鉄不動産の計10社が担当した。

提供:建通新聞社