県土木施工管理技士会(会員1550人)は20日、任期満了に伴う役員の選任で井中紳二会長(井中組)の3期目続投を決めた。再選を受けて井中氏は「より良い技士会に向け努力したい」と決意を語った。
倉吉市内であった20年度定時総会には会員46人(委任状1401人)が出席。冒頭、井中会長は新型コロナウイルスに触れ「新しい生活様式と働き方改革が求められており、会員が心を一つに難局を乗り切っていきたい」と呼び掛けた。
議事では19年度収支決算と各地区技士会から推薦のあった理事21人・監事2人を承認。20年度事業計画では、新たに会員の労働環境調査を実施し、賃金水準や労働時間を把握して労働環境の改善に結び付ける。
総会後、臨時理事会が招集され、会長に井中氏の続投と副会長には中村公彦(やまこう建設)、竹内秀彦(竹内組)(新任)、山根一(井木組)、松澤弘一(松澤組)、大柄司(大柄組)(新任)―5氏の選任を決定し、会員に披露された。
会長職3選は技士会史上初。井中氏は再選後「理事の皆さんから『もう1期やれ』と叱咤激励があった」と選考過程を明かし、「会員の協力のもと、より良い技士会にしたい」と意思を固めた。
理事・監事は次の通り。(敬称略)
※理事21人
▼影井一清(大和建設)▼野藤悦男(興洋工務店)▼藤原正弥(藤原組)▼中村公彦(やまこう建設)▼福谷浩介(東洋交通施設)▼西田正人(中央建設)▼竹内秀彦(竹内組)▼橋崎信幸(こおげ建設)▼難波誠(馬野建設)▼井中紳二(井中組)▼川瀬光知夫(若松組)▼山根一(井木組)▼高力久美(高野組)▼森山和則(美保テクノス)▼舩越秀志(舩越建設)▼西澤賢史(平井組)▼津村寛司(イワタ建設)▼松澤弘一(松澤組)▼大柄司(大柄組)▼浅川佳紀(日南振興)▼中村力男(技士会事務局)
※監事2人
▼小椋知章(オグラ建設)▼松本明(大協組)
日刊建設工業新聞