一般社団法人新潟電設業協会(会長・荻荘賢一荻荘電機代表取締役社長)は19日、第49期定時総会を新潟市中央区の新潟東映ホテルで開いた。
荻荘会長欠席により、あいさつに立った二瓶雄司副会長(大進電業代表取締役)は、国や県などへの要望活動の成果が出てきていると強調した上で「週休2日制を始めとする労働環境の改善がなければ、人材の確保や後継者育成、生産革命など業界が抱える課題を解決できない。そのため、魅力ある産業を目指して取り組みを進めていく」と力を込めた。
議事では、19年度会務報告・収支決算のほか、20年度事業計画や収支予算を承認。役員改選では荻荘会長と二瓶副会長が再任するとともに、新たな副会長に大島博氏(大島電気代表取締役)を選出した。
20年度事業計画には、新たな技術や資機材、経営の合理化、安全に関して情報収集と研究を進めるほか、官公庁や関係機関に対する要望や意見交換会などで施策の提言を行う。また、講習・研修会事業として、技術の維持・向上のための講習会や、技術・技術資格を円滑に取得するための講習会の開催、経営改善や経営合理化、後継者育成支援などの研修会に加え、上中下越地区での地域貢献活動を引き続き行っていくことなどを盛り込んだ。