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建通新聞社
2020/05/21

【大阪】大阪府 あいりん労働C改築へ基本計画委託

 大阪府は、大阪市西成区にある「あいりん労働福祉センター」の建て替えに向け、基本計画の策定業務を汎設計(大阪市中央区)に委託した。納期は2021年3月10日。新施設は延べ床面積9000平方b程度を想定。順調に進めば、21年度から設計を進め、23年度に工事着手、24年度の完成を目指す。既存施設の解体工事については、20年度末から着手できるよう発注準備を進める方針だ。
 府の労働福祉センターが入っていたあいりん総合センターは、他に国のあいりん労働公共職業安定所、大阪市の社会医療センター、市営萩之茶屋第1住宅が入る複合施設だった。建築後約50年が経過していることや一部耐震基準を満たしていないことがあるため、建て替えなどによる耐震化を検討してきた。
 計画では、大阪市営萩之茶屋第1住宅と同第2住宅、社会医療センターを萩之茶屋小学校跡地に移転新築。完成後に現あいりん総合センターと隣接する萩之茶屋第2住宅を解体し、跡地に「あいりん労働公共職業安定所」「西成労働福祉センター」の機能を整備する他、駅前活性化用地として活用する。
 新施設の規模は延べ床面積9000平方bを想定。構造は鉄骨鉄筋コンクリート造、または鉄筋コンクリート造を予定している。
 解体するあいりん総合センターの既存規模は、鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上13階建て延べ2万3267平方b。所在地は大阪市西成区萩之茶屋1丁目。


提供:建通新聞社