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滋賀産業新聞
2020/05/21

【滋賀】東近江市 中小路町地区の下水道管渠築造

 東近江市水道部下水道課は、2019年3月に実施された都市計画の『区域区分の見直し』(県決定)で、市街化区域に編入された「中小路町地区」(区域面積約8f、近隣商業地域に指定)を、下水道事業認可区域に組み入れる手続きを進めるとともに、並行して管路設計業務を進め21年度からの着工を予定してる。
 管路設計業務は、「令和2年度第2005号東近江市中小路町地先下水道管路設計業務」の名称で事後審査型一般競争入札を公告し、5月14日に開札して委託業者をキタイ設計梶i近江八幡市)に決定した。
 名神高速道路八日市ICから直進の道路、県道湖東八日市線の市道(旧国道421号)交差点(八日市IC口)から県道五個荘八日市線との交差点(中小路北)までの間、延長約920bで下水道管渠築造に係る測量、詳細設計、土質調査を実施する。業務履行期間は、21年3月26日まで。
 管渠詳細設計業務は、開削工法(内径φ1200_未満)L約880b、途中で筏川の下をくぐる箇所は小口径推進工でL約40b、マンホールポンプ場1基―の内容となっている。
 市街化区域に編入された『中小路町地区』は、名神高速道路八日市インターチェンジ、国道421号、県道湖東八日市線に近接する立地条件、交通利便性を活かし、商業機能と居住機能の総合的かつ計画的な市街化を誘導、にぎわい創出とともに良好な景観と一体的な市街地の形成を図るとして地区計画も決定。市は、同地を含む市が規則で定める区域への新たな商業施設の誘致を促進するため、その立地に対して支援する優遇制度『東近江市商業施設立地商業施設立地促進条例』を制定、4月1日に施行している。このため、新たな土地利用を見込み公共下水道の整備を急ぐ。
 なお、同市20年度下水道事業会計当初予算は、主な建設改良事業として▽清水汚水幹線工事▽小田苅汚水幹線工事▽湯里汚水幹線工事▽花沢汚水幹線工事▽平柳第2汚水幹線工事▽横溝汚水幹線工事▽小田苅ポンプ設置工事―といった東北部流域下水道事業の進捗に合わせた旧湖東町地域での管渠築造工事を上げるとともに、継続して取り組む「災害用マンホールトイレ設置工事」を今年度は朝桜中学校で実施するほか、マンホールポンプ長寿命化対策工事の実施を予定。
 資本的支出の管路建設費は、工事請負費2億4840万円(前年度当初2億3300万円)、実施設計等委託料7500万円(同5940万円)を計上。
 収益的支出の管渠費では、マンホールポンプ場他修繕料3357万1千円、マンホール蓋取替他工事請負費1150万円を計上している。

提供:滋賀産業新聞