吹田市は、市が管理する都市公園の魅力向上への取り組みを進めており、2020年度は江坂・桃山2公園について導入する施設や既存施設の改修、指定管理者制度の導入など具体的な検討を始める。魅力ある公園整備検討業務の委託先を決める指名競争入札を、早ければ6月に発注する予定。市は検討業務を12月ごろまでに終え、検討内容によるが、21年度に各公園を運営・整備する事業者の公募を行う見込みだ。
市が管理する都市公園は515カ所(18年度末現在)。19年度にサウンディング型市場調査を行い、千里南・千里北・紫金山・中の島・片山・桃山・江坂の主要7公園について事業提案を求めた。事業希望者からは公園内へのカフェ・レストランの設置や各種イベントの開催などが提案された。
これを受けて市は図書館・体育館・子育て支援を担当する各部局と協議し、「吹田市都市公園等整備・管理方針」を5月末ごろをめどに策定する。
江坂公園は1969年の開設。所在地は江坂町1ノ19。2万3000平方bの敷地にカスケード(階段型水景施設)やちびっこ広場、江坂花とみどりの情報センターを配置する。
桃山公園は71年の開設。所在地は桃山台2ノ10番。敷地面積は6万平方b。大阪みどりの百選に選ばれた「千里の竹林」や春日大池があり、池を周回する遊歩道を設置している。
千里南公園など5園については、順次具体的な検討作業を進める考えだ。
提供:建通新聞社