県教育庁体育課は、総合スポーツセンター野球場に照明塔6基を設置する。リニューアルした野球場について、利便性の向上や熱中症対策、利用者の安全確保を図る。照度は内野が1000ルクス、外野が750ルクス。工事は本年度、土木と電気設備の2件で第2四半期に発注する。事業費は実施設計を含め総額約10億7100万円を見込む。実施設計は昨年度に実施し、新日本コンサルタント(千葉営業所・船橋市夏見台1―20―17―507)が担当した。
工事費は予算に照明塔杭工事及び基礎工事として6000万円を計上するとともに、照明塔設置及び電気設備工事費に限度額9億9100万円の債務負担行為を設定している。工期は土木に12か月、電気設備に10か月を見込み、2021年中の供用開始を目指す。
野球場(千葉市稲毛区天台町285)は、施設の老朽化や耐震性能不足から17〜19年度に耐震・大規模改修工事を実施した。両翼を120mから122mに、センターを90mから98mに拡張するとともに、内野スタンドの耐震補強や大規模改修工事などを行った。
施工は土木をナリコーが3億6100万円(予定価格3億8744万円)、建築を鎌形・ナリコーJVが15億4000万円(同16億9400万円)、機械設備を早見設備が2億400万円(同2億1020万円)、電気設備をフィデスが2億7500万円(同2億9620万円)で請け負った。
建築工事はRC造一部S造3階建て延べ9794uの耐震補強と大規模改修、エレベーター増築などを実施。大規模改修では、防水改修、外壁改修、内装改修、観客席改修、トイレ改修などを実施。電気設備は受変電設備、動力電灯設備及びスコアボード設備を更新。機械設備は給排水衛生設備、空調設備及び散水設備を更新した。実施設計は榎本建築設計事務所(千葉市中央区長洲2―8―5)が担当した。