小松市は、松東地域のこども園整備について造成、建築、機械設備、電気設備の4分割により、一般競争入札で発注する方針だ。第2四半期に初弾工となる造成工事を発注するとともに、建築など残りの3工種は第3四半期の発注を目指す。
同こども園の設計については、公募型プロポーザルで双星設計北陸事務所を優秀提案者に特定している。双星設計の案によると、園舎の南北で役割に応じた園庭を振り分けて配置。園舎内部のゾーニングも南側に各保育室、北側に遊戯室など共有の大部屋を設け、それぞれの園庭と連動する構成としている。審査委員会からも諸室間の相互関連性や空間特性が効果的と評価された。
市保育所統廃合・民営化計画に基づき、松東地域における金野、瀬領の両保育所を統合するもの。小・中学校一貫校となる松東みどり学園(江指町地内)の西側において、幼保連携型の認定こども園を整備する。
建設規模はW造平屋建て800〜900平方メートルを想定。定員は85人。敷地面積は6150平方メートル。里山の自然環境を生かした保育・教育のほか、近隣の小中学校との交流を大切にするこども園を目指すという。22年春に開園となる見通しだ。
当初予算に2億3750万円を計上するとともに、21年度の債務負担行為として限度額2億400万円を設定している。