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建設新聞社
2020/05/18

【東北・山形】シアターワークショップを選定/山形市が市民会館基本構想策定支援を委託

 山形市企画調整部は、市民会館移転に係る基本構想策定支援業務を委託するため、公募型プロポーザル方式により選定を進めた結果、シアターワークショップ(東京都渋谷区)を第1優先交渉権者に決定した。今月中にも契約する方針だ。
 山形市香澄町2の9の45地内にある山形市民会館は、市民の芸術文化向上の場および地域文化振興・発展の拠点として1973年にRC造地下1階地上4階建て、延べ5815・28平方b規模で建設された。
 内部には1202人収容の大ホールや300人収容の小ホールなどが配置されており演劇や音楽など、さまざまなジャンルに対応できる多目的施設として市民などから長年親しまれてきたが、築後約50年が経過し老朽化が著しく、危険な状況となってきたことから移転することとした。
 現段階の構想によると、昨年11月に閉館した旧山形県県民会館(山形市七日町3の1の23地内)を解体し、その跡地(約3000平方b)に新たな市民会館を建設するとしている。
 今回の業務では、新市民会館に関する整備の進め方を具体化し、専門的・技術的な視点から調査・分析・整理・助言・提案などを行い、資料の作成・提供を行うとともに、それらを踏まえた整備基本構想案を提案するものとなっている。また、整備検討懇話会への会議運営支援業務なども実施する。
 履行期限は2021年3月19日まで。
 市では今後、本年度内に策定する基本構想を基に事業の進捗を図るとしている。

 提供:建設新聞社