倉敷市は、くらしき山陽ハイツの再整備を計画している。周辺整備を含め民間活力導入による整備を模索、2月末までにデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー(東京都千代田区)でPFI導入可能性調査を進めた。
市は、調査結果を踏まえ、3月中旬に内部協議の場を設け、今後の方向性を検討したが、さらに詳細な検討が必要との意見が出され、再協議することになった。当初は6月にも再協議を行い、必要な予算措置を行うことも想定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、現在のところ次回の会議開催の日程は未定となっている。
くらしき山陽ハイツは、倉敷市有城1265の敷地12・2fに本館(鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て)、西館(同造地下3階平屋)、東館(同造地下1階地上2階建て)の建物施設がある。客室(34室、収容人数150人)、喫茶、食堂、カラオケルーム、展望大浴場、日本庭園、駐車場150台。この他、200人収容の多目的ホール、大会議室、セミナー室など14室。屋外にはテニスコート(人工芝6面)、グラウンド(軟式野球2面)などがある。
「提供:建通新聞社」