大阪府警察本部は、和泉警察署と貝塚警察署の庁舎移転改築事業で、新築に向けた工事計画の検討に着手する。業務は小笠原設計(大阪市中央区)に委託し、2021年3月10日の納期で進める。順調に進めば、いずれも21〜22年度に基本・実施設計を行い、23〜25年度に建設工事を実施。26年度に旧庁舎を解体撤去するスケジュールを組む。
いずれの庁舎も建築後約50年が経過し、老朽化や狭あい化が著しく進んでいる。府ファシリティマネジメント基本方針との整合性を踏まえた上で、移転建て替え整備を実施することにした。
和泉警察署は1970年の建設で、和泉市伯太町2ノ1ノ7に位置。既存庁舎の構造は、本館が鉄筋コンクリート造3階建て、別館が同造5階建て。延べ床面積は3981平方b。敷地面積は4792平方b。
移転先は、現庁舎から約500b北にある市有地(和泉市伯太町1ノ215ノ1)を予定している。敷地面積は約6900平方b。構造は鉄骨鉄筋コンクリートまたは鉄筋コンクリートで、延べ床面積は約6400平方bを想定する。
一方、貝塚警察署は67年の建設で、貝塚市海塚167に位置。既存庁舎の構造は本館が鉄筋コンクリート造3階建て、別館が鉄骨造2階建て。延べ床面積は2037平方b。敷地面積は3358平方b。
移転先は、集約により移転する貝塚市市民福祉センター(貝塚市畠中1ノ10ノ1)の跡地を予定。敷地面積は約3600平方b。構造は鉄骨鉄筋コンクリートまたは鉄筋コンクリート造で、延べ床面積は約5200平方bを想定している。
提供:建通新聞社