全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　金沢市は、市内の小中学校とスポーツ施設のすべての体育館を対象とした公共施設照明ＬＥＤ化事業について、公募型プロポーザル方式で事業者を選定する。月内に要項を公告する方向で準備を進めている。
　小中学校とスポーツ施設の体育館あわせて７３施設の約２７００灯を、高効率のＬＥＤ照明に一斉更新する。市によると、現在の体育館の照明には水銀灯が多く使用され、２１年に水銀灯の製造が中止になることもあり、切り替えるという。
　実施にあたっては、環境負荷の低減やコスト削減を目的に民間の活力を活用するＥＳＣＯ（エネルギー・サービス・カンパニー）事業を導入する。ＥＳＣＯ事業の導入効果では、年間１５００トンのＣＯ２排出量削減を見込む。
　事業者の選定は７、８月ごろとなる模様。契約事業者は今年度内に照明取替にかかる設計、工事に着手し、２１年度までに工事を終える予定。同年度から１０年間、設備の維持・管理なども行う。
　今年度当初予算には事業費として、限度額８億９０００万円の債務負担を設定している。
　市は３０年度までに、すべての公共施設の照明をＬＥＤ化することを目標としており、まずは水銀灯の取り替えから優先的に進め、今後は蛍光灯にも着手していく方針である。