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鹿児島建設新聞
2020/05/14

【鹿児島】本県の建設業許可業者数/2年連続増 5年ぶり5600台に

 本県の建設業許可業者数が2019年度末現在で5616者となり、2年連続で増加したことが分かった。前年度比19者のプラスで、5600台まで回復したのは14年度以来5年ぶり。ピーク比で1000者余り少ないものの、都道府県別にみると減少率は抑制されている状況だ。
 本県の建設業許可業者数(各年度末)は、03年度の6683者をピークに減少基調に入り、10年度以降は5000台で推移。15年度から5500台でのマイナスが続いていたが、18年度(5597者)から増加に転じ、19年度も微増ながらプラスを維持した。5600台まで回復したのは、14年度以来5年ぶりとなる。
 許可業者数の内訳は、大臣許可59、知事許可5557の計5616者。ピークだった03年度(6683者)と比べると16%の減となったものの、他の都道府県で2〜3割のマイナスが目立つ状況を考えると、下げ幅は比較的抑制されていることが分かる。
 47都道府県で本県(5616者)は26番目に位置。数字が近い県では愛媛(5644者)や青森(5608者)がある。最多は東京(4万3444者)、最少は鳥取(2095者)だった。九州では福岡(2万941者)、熊本(6711者)に次いで、本県は3番目となっている。
■とび・土工 最多の36%
 全国の建設業許可業者数は47万2473者で、前年度比0・9%(4162者)の増。2年連続のプラスとなり、14年度以来5年ぶりに47万台まで回復した。
 ピークだった1999年度(60万980者)からの減少率は21・4%。建設投資が増加に転じた2012年度以降は46〜47万台で推移している。
 業種別の許可業者数は、とび・土工が17万1511者と最多で、総数の36・3%。ほか、建築15万676者(31・9%)、土木13万854者(27・7%)−と続いた。19年5月末で経過措置が終了した解体の業者数は5万5842者で、全29業種のうち13番目に取得率が高い業種となった。

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