八重洲一丁目北地区再開発準備組合は、八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の環境影響評価書をまとめた。日本橋川に面した区域を南北2街区に分け、事務所・店舗・宿泊施設などの用途で構成する延床面積約18万平方bの複合ビルを建設する。2023年度の着工、35年度の完成・供用開始を目指す。
対象は中央区八重洲1ノ1、2の区域面積約1・6f。区域内を通る区道272号線を境に、日本橋川沿いを北街区、東京駅側を南街区に分けて開発する。
23年度に南街区の既存施設の解体を始める。新築する建物の規模は地下5階地上45階建て延べ約18万0500平方b。東京駅や大手町駅に近い立地を生かし、金融関係の人材が商談やビジネス交流、コンベンションで利用できる機能を導入する。
南街区の完成後、北街区の解体・新築に着手する。北街区には地下1階地上2階建て延べ1000平方bの低層棟を整備。店舗などを誘致し、日本橋川を眺めるオープンスペースを確保することで水辺空間のにぎわいを生む。
事業協力者は東京建物と大成建設。コンサルタントに日本設計が参画している。
提供:建通新聞社