米原市は、ほ場整備未実施の井之口地先の「井之口地区」農地約25fについて、令和4年度(22年度)の事業採択を目指し区域確定や申請手続きに市で取り組む。順調に採択されれば事業許可後は県湖北農業農村振興事務所に所管が移り、同事務所から22年度にも実施設計、23年度にも工事が発注され着工、2ヵ年以上の複数年度で進められる見通しだ。
対象となるのは、圃場整備実施を要望している「井之口地区圃場整備事業組合」に所属する100名未満程度の地権者らが所有する、井之口集落を取り囲むように位置する農地一帯。集落周辺の農地の外周と内周(集落の外周)について測量を行い境界を確定させた後、外周から内周までの集落部を除いた農地部のみを対象にほ場整備を行う。事業実施面積は現時点で約25fを予測。
米原市では実施要望や同事業組合設立を受け、令和2年度(20年度)当初予算にコンサル費用を措置。先月30日の入札で井之口地区外周測量業務を甲西測量(米原営業所、本社・湖南市)に委託した。概要は復元測量1f、境界測量・確認・用地境界仮杭設置2・3f、基準点測量5点。21年1月末をメドにまとめる。今年度はこのほか、事業採択申請作成業務を発注する計画。
令和3年度(21年度)も予算を確保し、事業採択申請を提出したい考え、令和4年度をメドに事業採択されるまでを米原市が担当。順調に採択されれば同年度以後の実施設計、工事は県が発注することとなる。
提供:滋賀産業新聞